父親クラブが災害対策講習
広島市中区の千田小に通う児童の父親でつくる「千田父親クラブ」が十七日、子どもたちと一緒に同小のグラウンドなどで、災害を想定した救援キャンプをした。親子連れら約二百八十人が参加し、水難救助を学んだ。 約二百人の児童たちは普段着のままプールに入る着衣泳を体験。日本赤十字社県支部と父親クラブのメンバーの指導を受けながら、ペットボトルをおなかに抱えて浮く方法などを習った。 五年生の野中蓮さん(10)は「服を着ていても泳げると思ったけど、重くて沈んだ。お父さんたちを頼もしく思った」。避難所生活を想定した非常食の炊き出しや、参加者の多くは体育館での寝泊まりも体験した。 同クラブは父親と子どもの交流を進めるため、二年前に発足。清水秀臣会長は「ただ遊ぶのでなく、学びながら楽しんでほしい」と話していた。 (2005.7.18)
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