広島県は一日、主に乳幼児の口や手足に発疹(はっしん)ができる手足口病が県内で急増し、警報基準値を上回ったとして、注意の呼び掛けを始めた。 県保健対策室によると、手足口病は六月に入って増加。二十日からの一週間で、県が指定する七十五カ所の小児科での受診者が一機関当たり五・三六人と、警報基準値(五・〇〇人)を超えた。今後も増加の可能性があるとしている。 手足口病は三〜五日の潜伏期間を経て、発疹が現れる。発熱を伴うことがあるが、数日間で回復するという。県保健対策室は「排せつ物の取り扱いに注意し、手荒いやうがいを励行してほしい」と呼び掛けている。 (2005.7.2)
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