山口県教委 光高爆発事件、再発防止図る 山口県教委は、光市の県立光高の爆発事件と下関市の中学校での女子生徒の自殺を受け、県内すべての公立小中高校を対象に、いじめの緊急実態調査をする。対象の児童、生徒は約十五万人で、緊急の調査は十年ぶりとなる。研修や児童、生徒への指導を通して教員にいじめについて再認識してもらい、再発防止を図るのが狙い。 対象は、小学校三百六十三校、中学校百八十六校、高校六十七校、盲・ろう・養護学校十二校、中等教育学校一校。私立学校にも協力を呼び掛ける。夏ごろまでに、各校が調査を終えて県教委に報告する。 教員は、いじめについて県教委がまとめたマニュアルなどを活用し、校内研修や職員会議などで、早期発見や指導法を再確認。児童、生徒に道徳の授業などを通して、「からかい」「仲間はずれ」なども含め、いじめがどういうものかを指導する。 児童や生徒、保護者へのアンケートや面談を通して、いじめや「ひやかし」「暴力行為」「集団による無視」などの有無について調べる。具体的な方法は各校に任せる。 (2005.6.18)
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