広島県歯科医師会が取り組み ステッカー掲示へ
子どもを犯罪から守ろうと、広島県歯科医師会(本山栄荘会長、千四百八医院)はこのほど、県内の全会員を「こども一一〇番の歯科医院」とし、緊急時に子どもを各医院で保護する取り組みを始めた。目印となるステッカーなどを配り、張り出してもらう。 ステッカーは、子どもたちに親しみやすいデザインにと、制服姿の「犬のお巡りさん」がパトカーに乗った絵を使った。各医院の出入り口付近に張る。実際に子どもが駆け込んできた際の対応マニュアルも作成。声を掛けられた▽付きまとわれた▽手を引っ張られた―などを確認した後、一一〇番するまでの手順を説明している。 同会によると、歯科医師会が県レベルで「こども一一〇番」に取り組むのは全国初。本山会長は「子どもたちの笑顔を守り、明るい地域づくりに少しでも貢献したい」と話している。 (2005.6.4)
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