広島のNPO普及へ 保護者らに一斉連絡 情報技術(IT)を街づくりに役立てる活動をしている広島市中区の特定非営利活動法人(NPO法人)「NPOフレンズ」は、不審者情報などを携帯メールで一斉に送信できる緊急連絡網システム「速攻調太郎」を普及させようと、利用する団体を募っている。 システムは情報を送るだけでなく、送信メールにアンケートなどが付けられ、受信者が選んだ回答の集計が簡単にできる。システムを使う団体がパソコンでデータを管理するため個人情報が漏れにくい。利用する団体にスポンサーが付いて使用料がかからないケースもあるという。 中区の幟町中では不審者情報を保護者に知らせるために導入。岩国市でも全小学校が検討中で、安佐北区、三次市では大手外食チェーンが地域貢献しようとスポンサーに名乗りを上げた。 松ア則子代表理事(52)は「保護者からメールでの連絡網をつくってほしいという要望は強い。企業にも地域貢献を考えてもらえれば」と話している。収益は青少年育成の活動支援に使うという。問い合わせは「フレンズ」TEL082(225)3557。http://www.firends.genkidesuyo.net (2005.5.24)
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