1765万人 人口比最低 総務省が「こどもの日」にちなんで四日まとめた人口推計によると、四月一日現在の十五歳未満の子どもの数は千七百六十五万人で、前年より十五万人減った。二十四年連続の減少で、総人口に占める割合も過去最低の13・8%(前年比0・1ポイント減)となり、一九七五年以降、低下が続いている。 内訳は、男子が九百四万人、女子が八百六十万人。三歳ごとの年齢層別にみると、中学生の十二〜十四歳が三百六十二万人と最も多く、〇〜二歳が三百三十八万人で最少。少子化を反映して年齢が低いほど少ない。 都道府県別(昨年十月一日現在推計)で子どもの割合が高いのは、沖縄が18・6%、次いで滋賀の15・5%、佐賀の15・2%。低いのは東京(12・0%)、秋田(12・3%)、高知(12・9%)の順。前年と比較すると、東京と大阪が同率だった以外は、すべて低下。青森、秋田、島根、長崎、沖縄の五県は0・4ポイント減とマイナス幅が大きい。 諸外国との比較では、調査年次が多少異なるものの、日本は14・2%のイタリアなどとともに最低水準。高いのはタンザニア(44・2%)、エチオピア(43・5%)。そのほか主要国では米国が20・7%、英国が18・3%、韓国が20・3%など。
(2005.5.5 共同通信)
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