広島県が冊子 広島県は、仕事と育児・介護の両立を積極的に推進している企業・団体の取り組みなどを掲載した冊子を作った。「モデルケース」の紹介で、より多くの企業などへの広がりを後押しする。
取り上げたのは、「ファミリー・フレンドリー企業」として、厚生労働省などから表彰されたマツダ(府中町)生協ひろしま(広島市西区)サタケ(東広島市)リョービ(府中市)。A4判、四十六ページに、それぞれの企業・団体の育児・介護休業制度や社内環境の整備状況などを紹介している。 次世代育成支援対策推進法は、従業員三百一人以上の事業主に育児支援などの行動計画の提出を義務付け、県内では四月一日から広島労働局で計画を受け付けている。県は冊子を計画づくりの参考にしてもらう考えで、作成のポイント、法令に沿った雇用管理なども盛り込んでいる。 二千部を作り、県内の企業や市町、商工会議所などに約千二百部を送った。県が開く関連のセミナーや県庁の勤労者福祉室でも配る。同室TEL082(513)3419。 (2005.5.3)
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