周南市が5月新設 いじめ、不登校、児童虐待、引きこもりなどの悩みに電話で相談に応じるため周南市は「子ども総合相談センター」を五月上旬、庁内に新設する。年中無休、二十四時間体制で対応する。 現在企画財政部に置いている「元気こども室」を四月に総合政策部の「元気こども課」に昇格。二人の専門相談員が平日の昼間の相談を担当する。夜間と週末は電話を転送して市内の児童養護施設が受け付ける。市は新年度の一般会計当初予算案に、人件費や委託料など九百万円を計上している。 これまで市教委や児童家庭課に分散している相談窓口を一元化し、子どもをめぐる複雑な悩みについて総合的に対応する。保護者や子ども本人からだけでなく、近隣や学校関係者からの相談にも応じる。将来は、関係機関や民生委員などと連携して、地域のネットワークづくりを目指す。 元気こども室の滝本久恵室長は「少子化や核家族化が進み、保護者が悩みを抱え込んでしまう例もある。気軽に何でも相談してほしい」と呼び掛けている。 (2005.3.16)
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