4月から山口県 山大などには相談員 フリーターや働く意欲に乏しい若者「ニート」の就労対策として、山口県は四月から、県内の大学など二校にキャリアカウンセラーを配置する。小郡町の若者就職支援センターには、ニート専門の相談窓口を設置する。伊藤俊昭商工労働部長が県議会の一般質問で明らかにした。 就職相談を専門に扱うキャリアカウンセラーは、山口大と周南市の山口キャリアデザイン専門学校に一人ずつ配置する。学生の就職相談や教職員への就職指導の研修にあたるほか、セミナー開催などを通して、周辺地域の学外の若者を対象に支援機能を広げることも視野に入れる。選定は学生数や地域バランスなどを検討して決めた。 ニートは働きもせず、学校にも行かない若者たちで、社会との接点が少ない。このため、若者就職支援センターに設置する専門の相談窓口は、本人だけでなく、保護者にも気軽に相談してもらうのが狙いだ。 県雇用・能力開発課は「いじめや引きこもりなどに悩む若者も含め、さまざまなケースに対応できるよう、各機関との連携を図りたい」としている。 (2005.3.3)
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