福山の桜丘小、来月末まで
大阪府寝屋川市の小学校内殺傷事件を受けて、福山市北吉津町の桜丘小で二十一日、地元の警備会社のガードマンがボランティアで校門に立ち、不審者の出入りのチェックを始めた。当面、年度末の三月末まで続ける。 警備会社社長で、同学区の青少年補導員協議会会長を務める松原隆志さん(56)が「どこでも起こる可能性はある。プロのガードマンの力を地元に役立てたい」と学校側に提案した。 登校日の午前九時から午後四時まで、ガードマン一人以上を派遣。校門脇に立てた仮設テントの待機所で、給食や教材販売などの業者が出入りする際、行き先や用件などを聞き取り、無線機で職員室の教職員と連絡を取り合う。 同小の藤井敏史校長は「教職員だけで校門の出入りをチェックするのは困難。短い期間だが、心強い支えになる」と歓迎している。 一方、市教委指導課は「市教委の予算ですべての小学校に警備員を配置するのは難しい」としている。 (2005.2.22)
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