来年度 新市の全50校が一斉 東広島市教委は十四日、定例教育委員会議を開き、来年度から市内の全小中学校での二学期制導入を決めた。合併予定の賀茂郡四町と安芸津町を含む全五十校が対象。県内で自治体レベルでの一斉導入は、神辺町に続き二番目となる。 同市の二学期制は、前期を四月一日から十月の第二月曜日まで、後期をその翌日から翌年の三月三十一日とする。体育の日にあたる十月第二月曜日の翌日と翌々日を休みとし、実質五日間の秋休みができる。代わりに夏休みを二日間減らす。 会議では、教師と子どもが向き合う時間を確保し、より質の高い教育につなげるなどの目的を事務局があらためて説明。委員からは「十分な準備と課題への丁寧な対応が必要」などと注文がついたが、導入に異議は出なかった。 五町では、町教委や学校が順次、説明会を開いている。今後、各校が新制度に対応した指導や行事計画を詰める。市教委の荒谷信子教育長は「二学期制を一つの手段として、合併町とともに新たな気持ちで教育改革に臨みたい」と話している。 (2004.10.15)
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